フィリピンの田舎 ミンダナオでの起業(副業)日記

40歳代後半、バナナビジネスでフィリピン ミンダナオの田舎で起業(副業)し、不毛なサラリーマン生活からの脱出を企てる

ミンダナオビジネス振り返り その②

 

 

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こんにちは、Lalamy_3000です。

前回、起業後の初期(2017年7月~11月)の

状況について振り返ってみました。

  

今回は、ビジネスが好転しはじめた

2017年12月頃から振り返ってみたいと

思います。

 

前回の記事はこちら↓

lalamy-3000.hatenablog.com

 

1.潮目が変わり始めた(好転) 

2017年11月頃から潮目の変化を感じる

ようになりました。

我々のバナナ売却先であるビコール地域の

複数バイヤーより、多くのオーダーを受ける

ようになってきました

 

理由は以下いくつか挙げてみました。

 

(1)クリスマスシーズン

バナナもクリスマスシーズンは需要が向上

するとはとても驚いた。

逆に需要が減退するシーズンがあることも

わかった。

1年中、需要はほぼ同じなんだろうと思って

いたが、思っていたより奥が深い。

 

(2)品質

当社は木箱にバナナを一定量詰め、品質に

よりクラス分けをしてミンダナオから

ビコールのバイヤーまで届けている。

ライバル会社は木箱に詰めない。

また、品質によるクラス分けも

していないのが大多数。

この方針もバイヤー達の信頼を得ることができ、

継続的な取引の中で、オーダーが増加。 

 

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(3) 定期的(規則的)なスケジュール

当社は月2回、ビコールを訪問してバイヤーへ

バナナを売却。

毎回、ビコール到着の曜日は同じ日程で設定

している。

これも、バイヤーには都合がよかった。

ライバル会社の多くは不規則。こんな田舎の

地であるので、他社の多くは弱小資本である

からか? いきあたりばったり感が強い。

 

2.飛躍に向けた追加投資

 

(1)トラックの追加

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このビジネスに手ごたえを感じたので、

事業拡大の絵を描きました。

10年後の長期ビジョンを描き、中期2-3年の

ビジョン・事業計画を作成。トラックを増車し

計2台体制として、既に投入済のトラック1台を

ミンダナオでバナナの買い付け・確保へ。

追加投入する1台で毎週ビコールの地まで

バナナを運ぶこととした。

資金は限られていますが、1台目のいすず

エルフよりも大きなトラックとして、

ビコールまでの運ぶ量を増やすこととした。

 

日野、レンジャーの中古を180万円で購入。

これで、私の手元自由資金はほぼ枯渇。(´・Д・)」

もう後戻りはできない状態となった。ひぇ~

 

(2)マネジメント人材の追加投入

ビジネスパートナーのWがマネージャーとして

陣頭指揮をとるが、バナナの買い付け責任者

として、マネージメントを1名投入したかった。

 

このビジネスはWの親族で立ち上げると

決めていた。

よく、フィリピン人に金をだまし取られたとか、

会社を乗っ取られたなど色々と話は聞くが、

それも知ったうえで、Wのファミリービジネス

でしばらくは突き進もうと決めていた。

Wの妹が日本人と結婚しているが、誰も

その妹や日本人にたかろうとはして

いなかったのには安心感・常識感ある

ファミリー達に見えた。

また、フィリピン人のファミリー内の絆は

とても強い。

これを利用したかったのだが、立ち上げの

際はこの絆がとても良く機能した。

 

そしてWの弟、Ramil(以降R)を投入。

 彼はある企業で経理のスーパーバイザー

として働いていたが、その会社が労働組合

問題で、会社を整理・廃業することと

なったため、仕事を探していた。

私はRとも時々親交があったので、彼の性格

などは承知していた。

なかなか賢い人物。でも、やさしすぎるかな?? 

マネージャーが務まるかは正直懸念があったが、

ビジネスを拡大していく上での参謀役としては

機能すると考えた。

 

前述した状況の好転及び、新たなマネジメント

人材の投入で、何とか初期段階目標として

かかげた、私自身の取り分収益10万円/月は、起業後半年程度をかけて達成。

少ない金額で恥ずかしいです.....😅

 

ただし、不安定さは続いており、いつも

四苦八苦して、結構長く感じた期間。

しんどかった~ (>_<)

 

私は本業のサラリーマンの収入で日々の生活は

できるので、副業のミンダナオビジネスの収入

には手を付けず、再投資のためにストックを継続。

 

10ヵ月が立った2018年3月は、さらに拡大傾向になり、事業の成長を実感。

 

この頃の悩みは、必要とするバナナ量の確保。

マジで簡単に確保できないんですよ~

 このバナナ確保の件は、次回プログで

取り上げたいと思います。

 

また、トラックの取り扱いがハードなので、

よく壊れる。

もともと、中古トラックで程度は良くないし。

よって、予防保全の整備にも取り組み、 

経費も増加傾向。

このトラック整備問題への検討が、

この後、当社の事業方針を大きく

変更するきっかけになっていった。

 

では続きはまた今度。 (・ω・)ノ